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五月の茶事に向けて

本格化な茶室の掃除に来ております。今の時季は清少納言も愛した、どこにいても気持ちのいい頃ですね。

藤の花 其の一

徒然草の中に、春の中に夏がある、というくだりがあります。旧暦では三月は終わりましたが、新暦ではまた四月ですね。でも、もうすぐ五月、青葉若葉の五月です。移動中に木に絡まった藤の花を見ました。毎年見ていた山の藤が懐かしくなりました。

暮春 しば舟

暮れて行く春の港は知らねども 霞に落つる宇治のしば舟昨日の稽古場でお出しいただいた金沢銘菓の干菓子についていたお歌です。新古今和歌集記載で寂蓮法師がお作りになりました。 寂蓮法師といえば・・・

旧暦 三月尽

今日で春の終わりです。春よ、ありがとう。

琴 手習い曲 『歌の道』

①うぐいすもかわずもうとお うたのみち (・古今和歌集 仮名序 花に鳴く鶯、水に住むかはづの声聞けば、生きとし生けるもの、いづれか歌をよまざりける。岩波文庫 古今和歌集 佐伯梅友校注より) (・確か芭蕉があの有名な句をよむくらいまで、蛙はその声鑑…

花で区切る四季

春 2 3 4 夏 5 6 7 秋 8 9 10 冬 11 12 1 これは旧暦にすると、おおまかに 春 一 二 三 夏 四 五 六 秋 七 八 九 冬 十 十一 十二 ※繊細がすぎて、ひとつひとつ生活上で言えないことを、このブログにつづっております。

ラズベリージャムのケーキ

昨年の秋に庭で採った冷凍のブラックベリーの最後の残りと、今が旬の苺を使ってベリージャムを作りました。バターを入れずに焼いたスポンジを二つに切って挟みます。一晩おいても食べましたが、できあがりすぐがジャムもよい香りで、一番おいしです。これと…

春はあけぼの

4:40ごろに起きて、東の窓を開けて見ました。今までこんな景色を見ずに、毎日この窓の横で寝ていたのかと思うと衝撃でした。三日月と星がひとつ透明な水色の空にうすく輝いて、山のほんの近くの空は、橙の氷のようでした。その日一日は快晴で、美しい夜…

さくら七

山吹

まだ咲いています。

春の萌いだ白い山やまに透明感のあるさくらの木を一つ二つと数えることも、おもしろいです。 山桜はまだ咲いています。

桜から牡丹へ向かう季節

大瓶に挿していた山桜を抜き去りました。そのときに花弁はほぼ散り落ちて、ちり取り一杯のさくら色でした。 庭では牡丹の蕾がどっしりと大きくなり、つづいた芍薬も小さな蕾をつけています。あれほど待った春も暮れです。 八重桜が盛りですね。

風景に加筆

平安時代、自然の景色と言えば、それはそのままの全体を鑑賞するものでした。ですから、そのころの歌人は自然をよく覚えていたのだと思います。なので和歌で加筆できたのではないでしょうか。霞んだ大気につうる、きいろい夕日、だいだいいろの空、下方のす…

花材保存の基礎技術

☆茎=表皮+柔らかい細胞+すじ 導管(水分)・・・毛細管現象+し管(養分) ☆茎の切り方 繊維を傷めないように、斜めに切る (剣山に挿すときは直角にして、輪切り) ☆植物が水を吸うのを助ける水揚げ法・水切り・・・水中で切る。導管に空気が入ることを防ぐ。…

へやをでて やまのたかみに さくらみる うたのこころは またちがいけり

奈良県にあります吉野山は、下千本もようやく盛りというところでした。中千本も五分咲きの少し前のようでして、萌木も少なく、薄赤い灰色の階調で花が楽しめます。山を背景に右も左も目には桜で、堪能しました。 花芽ばかりの奥千本近くにある西行庵にも足を…

リキュウバイのレターセット

五月に軽い茶事をするので、案内状用に描きました。利休梅です。

春の花 いろいろ

いろいろの花が雨上がりの庭に咲いておりました。もうすぐやまぶきも咲き、春も終わりです。

野辺の散歩

花と嵐

ソメイヨシノなら散り始め、葉の出始めが、色合いともに最も好いです。満開で散る前は、心が乱れます。

茶事 後礼

昔のことになりますが、江戸時代にちょっと高級な便箋として、模様が版木で刷られたものが流通していたようです。こちらの図柄は暇をみつけた折りに、あらかじめ手描きいたしました。桜の絵の上に文字を書くのはたのしい心地です。先日、京都知恩院にて買い…

さくら 六

横において描いた花よりも美しいと感じたら、それがその絵の完成地点かもしれません。

三月のおわり

昨日は旧暦の三月三日でした。本日は三月の終わりですが、春の終わりではありません。やはり四月が過ぎて、春が終わりますが、本日の呼び名は三月尽です。

うすねむり

朝の寝覚めに、春の気配を感じます。枕が恋しい季節です。 孟浩然の、春眠あかつきを覚えず、に少し近いかもしれません。数日前から、寝床からでも鶯の声が聞こえます。こちらも、処々鳥の啼くを聞く、になるのかもしれません。 山に植えた啓翁桜は満開にな…

さくら 五

女三の宮・若菜上

若菜下の一場面を作画構成の資料としてメモしてみました。 女三の宮は朱雀院が一番可愛がった女宮で、この若菜上で光源氏と結婚して、六条院の春の町という区画の寝殿という建物の西側に正妻として住んでいました。14歳くらいです。またこの建物の東側には…

茶事 前礼のためのハガキ

鳥の子紙の葉書は、かなの専用紙よりも筆に摩擦力がはたらきます。

さくら 四

この図柄は上から書く場合に重宝します。

畑仕事

春の彼岸の連休中に、畑に松の苗を植えました。十日くらい晴れてさらさらの土に、専用の器具で一本づつさし植えていきます。再来月くらいには草を抜いたりするのですが、松を育てるのは自然です。 今日は雨が降り、苗が落ち着きました。

さくら三

のっぽの水仙

季節になり、よい香りの水仙が多く咲くようになりました。だいたいが三輪咲きです。数日前から切って、生けております。 ある日気づいたのですが、画面左上の水仙は長く伸びて、垣から顔を出しておりました。大きな花が八輪もついています。 今日の強風で折…

展覧会 花の美術@大和文華館

中国、清時代1741年、汪士慎の『墨梅図冊』が出品されておりました。 この作品には、細い竹と梅が描かれております。 竹と梅の花弁、幹は薄い墨書きで、幹は側筆です。梅の花芯と苔は濃い墨書きです。24.6×32.8センチの大きさです。 狩野探幽筆の『古画縮図…

さくら 二

ちらしずし

もうすぐしたら、菜の花やわらびも入れて、お花見に行きたいものです。

さくら

詩と能楽の違い 楊貴妃

四日に能楽鑑賞いたしまして、番組に楊貴妃がございました。 楊貴妃と言えば、玄宗皇帝ですね。 白居易の長恨歌では、皇帝、楊貴妃及び方士が登場し、詩の様式で物語が進行いたします。 一方能楽では、楊貴妃、方士のみが登場し、能の様式で物語が進行いたし…

草餅

祖母の小豆 三十年ほど前、薄い水色の一升瓶のガラスのむこうに、乾いた小豆のさやの欠片こまごまとしたもとの一緒に、小豆が八分目まで入っていました。 小豆のさやは枯れた黄土色で中はそれよりも白く、乾ききってかさかさになれば、小豆がこぼれ出てきま…

やぶ椿の花

椿は春の季語ですね。 庭の椿を探したのですが、全てつぼみの木であったり、よく開いた花ばかりであったりで、なかなか描き頃の花がありません。そうして庭をあちこち歩いていると、山にあるよと言われて、見に行きました。 久しぶりに歩いた野辺の道は白や…

春一番

本日、近畿地方で春一番が吹きました。四年ぶりだそうです。

白描の美@大和文華館

シンポジウム「白描画再考ー日本絵画史におけるその意義ー」が開催されました。美術史学会西支部大会をかねていたようで、 学習院大学 佐野みどり教授「白描物語絵の享受と造形ー小絵を基軸としてー」 大和文華館 学芸員 古川攝一氏「中世白描画における図像…

琴 弦の張り替え

弦を長い間張ったままの琴で練習しておりましたが、十日ほど前に十の弦が切れてしまい、地元の和楽器店に修理をお願いいたしました。楽器店の方は朝に来られました。全ての弦を張り替えていただくことになりました。 夕方に新しい張りで爪弾いたときの、音の…

和菓子と季節感

先日、京菓子についての講演拝聴の機会がありました。私にとっては、よそでいただいたことはあるのですが、常では注文もできないお店のご主人が2時間にわたってお話下さいました。「季節感と和菓子」という題目でした。メモしておきたいと思います。〈和菓…

雪 と月 と花の香り

淡青色とわすれな草色の空に乳白色の大きなお月さまが輝くなか、藍白色の薄雲と木枯れた大和の山々を遠くにして降る細雪に自然の美しさを感じました。久しぶりに谷崎潤一郎先生訳の源氏物語をとりだし、これ以上どうしろというのだろうと思いながら、若菜上…

源氏物語に学ぶ十三の智恵 其の二

放送大学における"和歌文学の世界"の講義中に源氏物語の回で、島内景二先生の 「有門空門 亦有亦空門 非有非空門」 という言葉があり、「紫式部が源氏物語を書いたことに意味があった...意味がなかった...」とありまして、その言葉をもっと深く知りたいと思って…

源氏物語に学ぶ十三の智恵

休日に絵を描きながら、ラジオを流しておりますと、聞き覚えのあるお声で、古典文学の話が聞こえてまいります。このお声は去年放送大学の“和歌文学の世界”でお聞きした先生のものではないか。この文章の、言葉の並びが・・・と思っておりますと、やはり島内景二…

茶の湯の季節感

稽古場で、茶碗や道具には旬ごとの季節の品がある。ティーカップにも種類はあるだろうが、さすがに十日ごとにはないだろう。とすれば、色々の道具の扱いで忙しいけれど、この季節感がやはり日本なのではないか、とのお話しがありました。 私もそうだなあと思…

字体探求

言の葉は 露もるべくも なかりしを 風に散りかふ 花を聞くかな という歌を筆写するために文字を探しております。奈良文化財研究所と東京大学史料編纂所のデータベースで検索した草露貫珠(江戸時代の辞典だそうです)の文字の中の幾つかを練習してみようと思…

『美学・芸術学研究 』 メモ

放送大学大学院文化科学研究科の講義 美学・芸術学研究 ( 講師 放送大学教授 青山昌文先生)を録画してテキストとあわせて勉強しております。全15回です。何回か繰り返し視聴いたしました。テキストは購入して読めそうなときに、まとめて読んでおります。…

茶碗の中の宇宙展@京都近代美術館

2月4日に行って参りました。三階が主展示場です。四階に、茶碗の全周展開図のような写真画像が、垂直になった端から高速の車窓景色のように流れ、全面が線になればまた別の茶碗画像が垂直に端から寄ってくるという作品がありました。それにより当代と初代の…

かきもち

かきもちを作っています。乾燥した冬の日に干します。最近は、座敷机のうえに紙を敷いて乾かしています。 えび、しょうゆ、あおのり、しょうが味です。 もう少しして、大気が暖かくなれば、かきもちづくりも終わりになります。

茶の湯体験講座

地域の中学校の、茶の湯体験講座の講師をさせていただいております。いつもは全員そろって学校の先生に引率されてくる生徒さんたちも、今日は学年ごとにお茶室にくる時間が違い、学校の先生はそれより後に来られることに。少人数からお話しできて親睦が深ま…